技術・家庭科学習指導案  


 

 

T 領域・題材             

 

   被服・ハーフパンツの製作

      「衣服の立体構成」

 

U 領域・題材の目標と学習のねらい

 既製服が溢れている生活環境では,日常着を適切に選択する目を養い,それぞれに適した手入れや保管についての知識・能力を身につけることが求められている。また,衣服を製作する機会の少ない中で,日常着の製作は貴重な体験である。製作を通して,縫製の基礎技術を習得させ,簡単な日常着を製作する能力を養うことだけではなく,着用目的にあった素材やデザイン,被服構成の基本,被服材料の特徴等を理解し,自分たちの生活の中で総合的に活用できるようになることをねらいとしている。本校生徒は,小学校では手縫いのエプロン,1年生の「家庭生活」領域ではミシンを使ってのウォールポケットと,平面的なものを製作してきている。

 題材設定にあたっては次のことを考慮した。

(1)立体構成の基本についての理解ができること

(2)好みや技能に応じて,デザインや製作方法を選択できること

(3)実技体験不足の生徒に,基礎的技能を定着させることのできるような要素が含まれていること

(4)完成した作品を着用し,手作りの喜びを味わえるものであること

 

 以上のことから「ハーフパンツの製作」を題材とした。

 生徒にとっては衣服の立体構成に関する学習は初めてであり,複雑な構造を持つ下半身だけに,とまどうことも考えられる。しかし自分自身が着用するものとして,期待感や関心を持ち,V 研究とのかかわり

生徒の日常の衣生活は既製服の購入が中心に展開され,学校の授業以外で被服製作や手作りを体験できる生徒は限られている。また,テレビや雑誌など流行に関する様々な情報の中でデザインなどへの興味はあるが,着ごこちや手入れの方法等,幅広い観点から衣服を見つめ,実際の自分の生活に照らし合わせて選択しようという姿勢には乏しい。

 本時では,生徒一人一人に日常着としてのズボンを持ち寄らせることで,学習への関心・意欲を喚起すると共に,ズボンにも様々な形やデザインがあることに気付かせ,より日常生活に結びつけて考えさせたい。また,形の違いと機能の関係にも発展させていけるものと考えた。さらに,これから製作するハーフパンツを提示することで,今後の製作に向けての意欲を強めさせたいと願った。組立の場面では,持ち寄ったズボンの観察やお互いの日常の実体験等を生かし,生徒が考え,試行錯誤による学びができるような教師の働きかけを試みたい。そのような活動を通して,人体の立体的構造を意識し,より着やすさを大切にして日常着の選択をしようとする意識が育つものと期待している。

 

W 学習の全体計画

     (全体30時間 本時6/30)

 被服と私たちの生活1

 被服の材料2

 日常着の製作21

  製作の計画(1)

  製作に必要な用具の準備(1)

 立体構成(1)(本時)

  採寸・型紙(2)

  製作(16)

 手芸品と私たちの生活4

 快適な衣生活2

意欲的に学習に取り組める題材と考える。

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